ポイント① . 三十三回忌まで続く長期的な供養
沖縄の葬儀文化は、日本本土とは異なる独自の習慣と伝統が根付いています。
沖縄の葬儀では、故人の供養が三十三回忌まで続くという独特の習慣があります。
★初七日から始まり、三回忌、七回忌、十三回忌といった節目ごとに親族が集まり、故人を偲びます。
この長期にわたる供養は、故人の魂を大切にする沖縄の深い信仰心を反映しています。
ポイント②大規模な家族葬と村落全体の参加
沖縄では、葬儀は家族だけでなく、村落全体が関わる大規模な儀式となることが多いです。
親族はもちろん、近隣住民や友人、知人も参加し、故人を偲びます。
また、弔問客が持参する香典や供物も重要な役割を果たします。
★このように、沖縄の葬儀は共同体全体で支える文化が強く残っています。
ポイント③伝統的な「亀甲墓」と「破風式」
特に象徴的なのが「亀甲墓(きっこうばか)」の存在です。
亀の甲羅のような形をしたこの墓は、家族が代々利用するために作られ、故人の遺骨はこの亀甲墓に納められます。
また、沖縄には昔から様々な地域独特なという特別な儀式もあります。
これは、故人の魂が成仏し、次の世代へ影響を及ぼさないようにするための重要な儀式です。
沖縄の伝統的な葬儀スタイルについて:まとめ
これらの伝統的な葬儀習慣は、沖縄の人々の生活と信仰が深く結びついていることを示しています。
沖縄で葬儀を行う際には、これらの習慣や儀式を理解し、尊重することが重要です。
★沖縄の風習シリーズについてのご理解ご協力へのお願い
※毎回書かせて頂いている「沖縄の風習シリーズ」はみくにの会社もお陰様で9年目に入り、
地道に毎日、稚拙なブログを書かせて頂いています。
このグログを読んだ読者様からじつにさまざまな御質問等を頂きます。
その中から沖縄に昔からある伝説・風習等を調査してその意味等を書かせて頂いています。
その為にその地域独特の「伝説・慣習」には、現在の社会情勢・常識から乖離した習慣もあります。
著者としてその習慣について擁護・批判する立場には加担する目的はありません。