「沖縄のお盆&本土のお盆との違い」

おはようございます。深い睡眠と気持ち目覚めに感謝します。

今朝も健康を与えられて目覚めも最高の気持ち良いです。

昨夜も熟睡が出来て目覚めもスッキリして心から感謝します。

今日の天気は最高気温33℃最低気温29℃降水確率20%です。

沖縄では、明日8月30日㈬は沖縄ではお盆最終日のウークイは沖縄で最も重要な日の一つでもあります。

ウチナーンチュにとってお盆は、お正月と並ぶ一大イベントであり、ご先祖様にとっては1年で最も重要な行事です。
お盆をめぐるあれこれについて、お話してみたいと思います。

「沖縄のお盆&本土のお盆との違いについて考えてみました。」

★沖縄の伝説・風習シリーズについてのご理解ご協力へのお願いをコラムの最後に書かせて
頂いていますので読んで頂ければ幸いです。

※ふう しゅう 【風習】

その地域社会で、人々が長年に渡って伝えててきた生活や行事の独特のならわ

全国的にも特殊な沖縄の旧暦のお盆

日本中見回しても旧暦のお盆は沖縄くらいです(例外はあるかも)。

他の地域は8月15日、もしくは東京近辺のように7月15日をお盆としているところもあります。
お盆が新暦の9月ずれ込む場合もあります(2023年の場合、旧歴7月15日は新暦8月13日(日)~16日(水)

沖縄は旧暦にこだわる地域が多く、お正月その他の行事も旧暦で行うところがあります

初日はご先祖様を迎えるウンケー

3日間あるお盆のうち、初日の7月13日をウンケーといいます。
ウンケーとはお迎えという意味で、この日はあの世から戻ってくるご先祖様をお迎えします。
仏壇をきれいにしたり、お茶、お酒、お花、果物、料理などを供えます。

このとき特徴的なのが、ウンケージューシーをお供えすることです。ジューシーとは炊き込みごはんのこと。
ウチナーンチュにとって、ウンケーといえばジューシーというほど切っても切れない関係にあります。

しかし、そんなウチナーンチュでも、なぜウンケーにはジューシーなのかという問いに答えられる人はあまりいません。
その点について、言い伝えたえに聞いた話を紹介します。

悲しみのあまりお迎えの準備ができなかった母

昔、夫婦と息子の3人で暮らす家族がいました。しかし、あるときお父さんが亡くなります。
悲しみがいえる間もなく息子も病気で死んでしまいました。

お盆に戻ってきた父と息子ですが、ひとり残されたお母さんは悲しみのあまり、お盆の準備をしていませんでした。
がっかりした父子があの世に帰る途中、神様とバッタリ出会いました。

「おまえなんか、なんでこんなに早く帰るか」と聞かれた父子が事情を話すと、神様は直々にお母さんの元を訪れ、
「今からお盆用の料理を準備するのは手間がかかって大変だから、簡単にできるジューシーを作って出しなさい」と命じました。

それから、ウンケーにはジューシーを供えることが一般的になったそうです。

※近年は、「亡くなったお父さんがピザ好きだったから」と、ウンケーにピザやケンタッキー・フライド・チキンを供える家庭もあると聞きます。

年配者の方々は時代の流れには逆らえませんが、ご先祖様もでびっくりしているかもしれません。
とのお声を上げています。(笑)

サトウキビの謎

お盆には、食べ物や飲み物以外にも必要なモノがあります。いわばお盆グッズですが、なかには意味がわかりにくいけれど大切なモノがあります。そのひとつがウージ、すなわちサトウキビです。

県外の人には食べ物として供えられているように見えるかもしれませんが、これはグーサンウージという杖で、
ご先祖様があの世から来るときに転ばないようにするためのアイテムなのです。

近年はご先祖様も飛行機で来たり、車で来てさんざん飲んで代行で帰ったりするからサトウキビはいらないとおっしゃる人もいます。ですが、ご先祖様がお供え物を持ち帰るときの天秤棒の役割も持つそうで、なかなか合理的な品といえますから、ぜひ用意したいものです。

海に入らないのは沖縄では常識?

ウチナーンチュなら「お盆に海に入ってはいけない」といわれたことのある人は多いでしょう。
沖縄ではお盆に戻ってくるご先祖様は行き帰りに海を通るとされており、そんなときに海にいれば、いっしょにあの世へ連れて行かれるというのです。

親やおじぃおばぁがそういうのはわかりますが、学校の先生すら真顔でそういいます。というのも背景には科学的根拠も多少あるようなのです。

別の文献を調査してみるとい以下のデーターがみつかりました。

★旧暦のお盆のころは大潮で満潮時と干潮時の潮位の差が大きく、海流が早くなって離岸流が発生することも多いそうです。離岸流は海岸から沖に向かう流れで、スピードも速く、人間がどう必死に泳いでも海岸に戻るのは無理だといわれます。

さらにこの時期は台風シーズンでもあり、遠くにあってもうねりが届いたりして危険を招くことがあります。
お盆に海に入らないというのは迷信ではなく、常識として押さえておきたいものです。

今日の学びのまとめ

お盆行事や料理、グッズも簡素化される流れも見られます。
しかし、長い歴史・文化・伝統の上に成り立っていることを考えると、それを次の世代に引き継ぐためにも、習慣が廃れないようにしたいものですね。

★沖縄の風習シリーズについてのご理解ご協力へのお願い

※毎回書かせて頂いている「沖縄の風習シリーズ」は

みくにの会社も7年目に入り、毎日地道に稚拙なブログを書かせて頂いています。

このグログを読んだ読者様からの御質問等から沖縄に昔からある伝説・風習等を調査してその意味等を書かせて頂いています。

その為にその地域独特の「伝説・慣習・習慣」には、現在の社会情勢・常識から乖離した習慣もあります。
著者としてその習慣について擁護・批判する立場には加担する目的はありません。 予めご理解・ご協力の程宜しくお願います。

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