生前墓を建てる事の本当のメリットとは?

テーマ・生前墓を建てる事の本当のメリットとは?

「自分自身が入るであろうお墓の事を考えだす時期」とは一体いつ頃なのでしょうか?

親の没後に真剣に考えだす方や、終活の一環で考えだす方も多くいます。

思い立つ時に行動に移す事ができれば良いでしょう。

みくにでは「若くフットワークの軽い元気なうち」をおすすめします。

その理由は、一口にお墓と言ってもピンからキリまで存在し、業者選びや土地選び、お墓の材質や型式など一つ一つの判断が重要になる場面が何度も訪れるからです。

そうなった場合、体力や判断力が必要になってきます。

若く元気なうちに行動を起こすことで挫折する可能性が減ります。

面倒だと後回しにしてしまってはいざ決めなければならない場面でベストな選択ができずに希望のかたちとは違うお墓になってしまうかもしれません。

「なるべく若く元気のあるうちに…」進めたほうが良い理由は他にもあります。

お墓の購入は決して安い買い物ではありません。

また、自分一人の独断で決める物でもありません。

家族の意見や親戚の意見や兼ね合いを考慮した判断が求められることもあるでしょう。

★自分や家族は良くても親戚との意見の食い違いが元でトラブルに発展し泣く泣く希望していたお墓を諦めざるを得ないケースもあります。

いざという時に対処、軌道修正をはかれる時間・体力・判断力が求められるパターンもあります。

昔は比較的様々なところにお墓が乱立していましたが、現代は墓地を市が管理しているため、いくら思い入れがある自身が所有している土地であっても安易に墓地としてお墓を建てる事はできません。

生前墓を建てる人はたくさんいますが、自身に合ったお墓や場所を探すためにも若いうちからの検討を推奨しています。

お墓をつくりたい!沖縄でお墓を建てる前に知っておきたいこと

ポイント①⇒お墓の存在意義と様々なイメージについて

お墓のイメージというとまず何が思い浮かびますか?

暗い雰囲気や怖い感じなど比較的マイナスなイメージがあるのではないでしょうか?

その根源には昔からある怪談話の舞台になったり、まことしやかに囁かれている怖い噂によってついたレッテルがあるのでしょう。

しかし、考えてみてください。

ご自身のルーツであるご先祖様や、親族、大切な家族が安らかに眠るお墓なのになぜマイナスなイメージを抱くことがあるのでしょう。

お墓というのは、家族が集い祈りを捧げたり、近況の報告や感謝を伝える和やかな場である物です。

むしろ大切な人が眠るその場所は世界中探してもそこにしか存在せず、家族にとってはパワースポットのような役割をしているのではないでしょうか?

尊い場所だからこそ年に一度は足を運び、花を手向け、近況の報告や祈りと感謝を込めて手を合わせるのです。

世界中で発見されている石造りの遺跡(ストーンサークル)が日本でも多く発見されています。

日本で発見されているストーンサークルの中にはお墓として造られたものがあります。

古来日本では、死者の御霊を慰め、安らかに眠って頂くお墓としての存在であると同時に、その場所の環境を崩すことなく、日時計の役割を担って季節の移り変わりを知る事ができたそうです。

その頃のお墓には、自然が豊かで明るいイメージがありました。

現代に生きる私たちのご先祖様が感じていた「自分のルーツを大切にし、故人の事を思い祈る晴れやかな場所」であるお墓は、日本人の遺伝子の中に深く眠っている本来のお墓の存在意義を教えてくれているのではないでしょうか?

沖縄のお墓の歴史と形態について

ポイント②相場価格でみる様々なお墓や供養のかたち

近年の日本ではお墓のスタイルも多様化が進んでいます。

お墓を一から建てることもあれば、永代供養や散骨といった方法もあります。

近年の核家族化の影響で「祖先から受け継いでいるお墓を守り続ける」ことが困難な家庭も増えたからです。

家庭の事情で泣く泣く大切なお墓を諦めざるおえない状況がある事をご理解ください。

「面倒になったから…」という簡単な理由で大切なお墓を守る事を放棄する人はいません。

故人を偲ぶ気持ちと弔いの気持ち、もしくは家族やご自身の負担を軽くするために多様化する供養が注目されているのです。

ここからは自身で管理が必要な「個人墓」、墓地の管理運営を行ってもらう「霊園墓地」についてお話しします。

ポイント③⇒個人墓について

場所・形・広さなど自身の好みで決めることができるのが個人墓の大きな特徴です。

最近は、墓、土地を含めても200万程度で販売しているお墓屋さんも増えています。

数十年後の劣化、大きなひび割れなどよほどのことが無い限り、お墓は崩れることはありません。追加費用が発生するなど、子供たちに金銭の面で負担になる心配も少ないのが個人墓の良いところです。

唯一、管理は自身でやっていく必要はあります。

最近は、霊園のように草刈りやお墓の周りの掃除、墓石のひび割れや劣化のチェックを定期的に行ってくれる販売店もあります。

お墓の管理で子供たちに迷惑をかけることもなくなるので、まずは上記の対応をしてくれる販売店を探すことをおすすめします。

今も生前墓の需要があるのは、定期的なメンテナンスやアフターフォローなどサービスの質の向上や価格の変動が大きく影響していると考えられます。

ポイント④⇒相場について

個人墓の相場は200~500万円ほどです。
個人墓の場合、墓地を探すところから始まります。

元々、墓地として使用していた土地であれば新たにお墓を建設する事は可能なので、お墓の老朽や代替わりを機にお墓の改葬を行う方が最近増えてきています。

霊園管理型のお墓がマンションとするならば、個人墓は一軒家と言えるでしょう。

一軒家にお住いの方はご存じかと思いますが、管理費などの費用が発生しない分、自身で管理を行う必要があります。

掃除やお墓参りの際の駐車場の確保、補修や修繕、古くなってしまうと建て替えも自分で管理しなければいけません。

みくにでも「管理の難しい場所に建てられた古いお墓を撤去して自宅近辺で新しいお墓を建てたい」という問い合わせが増加傾向にあります。

みくにでは、個人墓を主に取り扱っています。

ほかのお墓業者と違いは、契約後も草刈りや掃除、傷や老朽化のチェックとお墓の管理を積極的にサポートさせていただいています。

個人墓を検討中の方は、よろしければみくにのお墓のタイプや価格を参考にしてみてください。

お墓のタイプ

お墓の販売場所について

ポイント⑤⇒霊園について

財団法人(寺院など)が経営する霊園

お寺の敷地内、もしくは特定の財団法人が管理、運営する霊園で、宗教や宗派に制限を設けている寺院もあります。

またお寺が管理する霊園の場合、入檀後にお墓を設ける手順になります。

法事の際には読経や儀式のサポート、分からない事があれば相談できる点が安心できるポイントです。

但し、管理費のほかにお布施を納めなければならない事もあり、費用もそれなりの金額が発生します。

地域・宗派・お墓の型式・その他のシステムなど様々な条件があるので価格にも変動があるので確認しならが進めるようにしましょう。

墓石の代金を除く墓地の永代使用料は全国で1平方メートルあたり20~70万円です。最も高額なのは東京都23区内で平均で約180万円程度になります。

自治体が管理運営する公営墓地(霊園)

自治体によって管理されており、空き状況によってその都度使用者の募集が行われます。

人気が高く、募集件数の何倍もの人が申し込みをする傾向にあるので公平に抽選で決まります。

霊園やそのエリアによって価格に差や変動が生じるのも特徴です。

公営の霊園ですので民営管理の霊園よりの使用料が安価なのが特徴で、管理もしっかりしています。

施設内の設備も一定の基準で保たれており、アクセス等に不便は出てくるかもしれませんが、比較的使用料が安価なことをふまえると使用希望者が増えるのも納得です。

大都市では人口の多さ、土地の価格の違いから金額が高くなります。

それでも民営よりは圧倒的に安価です。

また場所によっては価格の公表が行われておらず、抽選で選ばれた方のみに金額の提示があるようです。

ポイント⑥⇒相場について

霊園管理型墓地の場合、全国の相場では20~200万円といわれています。

独特のお墓の造りがある沖縄ではもう少し価格は上がります。

ほか管理費も発生するのが特徴の一つです。

管理型霊園の墓地のほとんどはお墓の値段とは別に年間で管理費を納める方法をとっています。

いわばその墓地を使用する権利を購入しているようなかたちです。

賃貸物件、もしくは分譲マンションのようなものですね。

管理費は、施設の維持費や整備費、管理する業者の人件費などにあてられており、その分駐車場や掃除、トイレや休憩室と言った設備は整っているところがほとんどです。

墓地は、霊園のものです。借りている期間、管理費が継続して発生するので注意が必要です。

墓地の管理は公営、民営で大きく変わる!沖縄の良い墓地の選び方

★今回の学びのまとめ

お墓は物件のようなものです。経年による劣化もあるし、生きている人間が居住するわけではありませんが大切な人が安らかに眠る場所です。

年に一度は皆で訪れる憩いの場になり得る場所です。

家族にとってお墓の存在や霊園の固定費を考えると個人墓も決して高い金額とは言えないのではないでしょうか?

個人墓、霊園、お墓のタイプによって相場も大きく変わってきますので大きいお墓を建てるなら相応の時間と金額が必要です。

管理の問題で沖縄でも近年、霊園墓地の利用者が増えています。

★個人墓、霊園どちらが合っているのは家族の対応で変わってくるので慎重に決める必要があります。

そのため計画的に進めないと子供に迷惑をかけてしまうかもしれません。

お墓を用意する必要があるならなるべく元気なうちに計画を立てたほうが良いでしょう。

族の意見を取り入れ、お互い納得できる形でお墓を建てるための話し合いを進めることを推奨します。

霊園墓地であれば比較的に低価格で建てることができるけど、管理費・条件・場所の問題もかかわってきます。

安くお墓を用意すれば良いと言うものでもありません。

霊園墓地にするのか個人墓にするのか時間をかけて考える必要があるよ。

販売店によってはサービスの一貫でお墓の状態をチェックしてくれます。

協力をお願いすることで個人墓でも管理は楽になることがありますよ。

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