最近、いろいろなところで「終活」という言葉をよく耳にするようになりました。
終活は人生の有終の美を飾りたいということでみなさんがこれから考えることだと思います。
早い人だと40代から終活について考え始めることも増えてきました。
終活は自分の遺品となるものを後世の子や孫に迷惑をかけないように整理したり、生前からお墓を契約したりといったイメージがあると思います。
しかし昨今では、後世に迷惑をかけないようにというよりも、自分の人生などを後世に残したいというニーズの方が高まってきています。
そこで今回は『沖縄で最近注目されてきている終活』についてお伝えしていきます。
遺影は自分で選びたい
終活で一番多いのが「たくさんの人に見られる遺影は自分で選びたい」ということです。
遺影を準備していないと、突然亡くなった際にはそれまでに撮ったものの中から選ばれた写真が遺影になるので、スナップ写真を切り取って引き伸ばしたような写真になってしまうこともしばしば。
今まで撮った写真の中から遺影にする写真を自分で選ぶのもいいですが、近年では遺影のために改めて撮影するという方が増えてきました。
撮影は基本的に写真館などのプロにお願いしますが、現代では素人でも綺麗に取れるデジタルカメラなどもありますので、自分の子にお願いするなどして、外で自然な姿を撮影するケースも多いです。
葬送スタイルを自分で選ぶ
沖縄で終活を行なっている方々は、葬儀の際に自分の好きな音楽を流したりと、葬式のスタイルまで「演出」する方々も多いです。
そんな中で注目されてきているのが、演出を織り交ぜたセレモニーとしての葬送。
一例をあげると、
遺骨を粉末状にして海へ散骨する「海洋散骨」の葬送を予約し、残った粉末状にしていない遺骨は従来通り、門中墓や新しく建てたお墓に埋葬するため、セレモニーもでき、家族が故人を拝む場所ができる。
本人も納得できるのです。
旅立つ日の服装を選ぶ
沖縄で終活をしている方々にとって「旅立つ日の服装は自分で選びたい!」という希望が多いです。
しかし、一般的に故人の最後の服装は白装束ですよね。
実はこれは絶対に白装束でないといけないという訳ではありません。
遺族や故人が希望すれば、希望した服装で準備を進めてくれるのです。
中でも、沖縄では生前のその人らしい服装を着せてお別れする葬儀が多く、就活でも同じように別れ際の服装を自分で決めたいという意見が多いです。
人生を振り返る
続いては「自分史」です。
自分がなくなってしまうともちろん自分の体験談を後世に残すことはできません。そういった理由から自分史を残す方が多くなりました。
自分史の残し方ですが、出版社に問い合わせて自費出版ができる形まで持っていく場合や、エンディングノートに手書きで残す場合などがあります。
近年では「自分史作成サービス」などもあり、テンプレートに沿って作っていけば良い便利なサービスもあります。
遺族・家族へのメッセージ
最後に沖縄の就活で多いのが、残された大切な家族などにメッセージを残したいということです。
基本的には家族それぞれに手紙を書いて届けるという方法があります。
最近では一定期間手紙を預かり、時を経て大切な人たちに届ける配送サービスもありとても便利になっています。
もちろん料金はかかりますが、きちんと大切な人にメッセージを届けたいのならばとても良いサービスです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は沖縄でも最近注目されつつある終活についてお伝えしてきました。
近年の終活の傾向として、生前整理としての終活ではなく、自分が生きた証としての終活が注目されてきています。
特に沖縄の終活ならではの特徴として、終活仲間とワイワイ楽しく進める方々も多く、その中に家族も参加するなど終活に対してネガティブなイメージを持たずにおこなっています。
ぜひ人生の有終の美を飾るためにも一度、終活について考えてみてはいかがでしょうか?