テーマ・沖縄のお墓のデザインの知識について
墓地(お墓を建てる土地)が決まったら次にどんなお墓のデザインで建てるのか考えましょう。
今回はお墓のデザインについてお話ししたいと思います。
お墓のデザインについて
現代の個人墓においては多種多用なお墓が造られています。
故人の好きだったものや墓石に名前ではなくメッセージや好きなイラスト言などを彫刻したりと様々です。
もちろんこれまで同様のお墓を建立される方も多いです。
破風墓
沖縄ではよく見られますが本土の方にはない独特の型です。
特徴的なのは家屋のような三角屋根になっている事です。
またその軒の先に曲線を連ねた形状のむくりが付いています。
(むくりは唐破風とも言われています。)
ベースは変えずにアレンジをする業者もいるので好みに近付けられます。
亀甲墓
こちらも沖縄ならではのお墓の型でお墓の屋根部分が亀の甲羅のようになっているのが特徴です。
大型のお墓が多く納骨室だけでも6~8畳ほどあります。
その為広い土地と多くの材料を使用するのでコストがかかります。
大和墓
四角い形の石が3段ほど積み上げられており上段に墓標があります。
お骨の収め方が沖縄とは違い、骨壺を使わずサラシに巻いて納めるかお骨の一部を小さな骨壺に収める為、納骨室がなくコンパクトなお墓になっています。最近では沖縄の霊園でも見られます。
洋墓
デザインにこだわった西洋風なお墓の事を洋墓と呼んでいます。
キリスト教関係の方に好まれます。
大規模なお墓ではなく、コンパクトで墓標の代わりに十字架などが設けられており、聖書の一文などを彫刻する方も居ます。
オリジナル墓
個性を最大限に出せるお墓のタイプです。
固定観念にとらわれず自由な発想で建立が出来、好きな物やペットなどの形にする方も居ます。
★今回の学びのまとめ
現在沖縄でお墓に使用する材料で多く使われているのは御影石とコンクリートですが。
地域によってコンクリート+御影石を使用する方も多いようです。
これは御影石の特徴でもある見栄えの良さや耐久性などが好まれているからです。
子や孫、代々続くお墓だからこそこだわりを持って残していこうという気持ちの表れでもあります。