お墓の完成祝い(開眼供養)

完成祝い
お墓が完成しましたら完成(開眼供養)を行います。親類や知人を招き、各地域によってやり方が違うのでお坊さん、ユタなどの指示に従い執り行います。

沖縄の風習では、当日重箱やお餅などのお供え物を墓前に供え、先祖にお墓が完成したことを報告し、子孫繁栄を祈願します。祈願後に三線奏者による「墓祝いの歌」が披露されます。現在ではお墓がコンパクトになった為、お墓の前での演奏や音を再生するだけで対応する事もあります。

昔からの風習を厳守するのではなく時代やその時の状況にあったやり方で執り行いましょう。大切なのは祖先を敬い大切にする気持ちです。

お墓への納骨式

納骨式

新設したお墓にすでに納骨しなくてはいけないお骨があるときは速やかに納骨式を行いましょう。こちらもお坊さんや霊能士(ユタ)の指示を仰ぎましょう。

納骨式に必要なものはごちそう、白餅、お菓子、果物、生花、お酒、お茶、水、線香、ウチカビなどです。また、納骨式はお呼びする方の取り決めはないので近親者のみでの対応でも可能です。

またこれらの式にお子様を参加させた方がいいのか迷う方がいらっしゃいますが、進行の妨げにならなければ参加も可能だと思います。いずれ彼(彼女)らの世代が継承する時代が来るので小さいうちから勉強がてら参加するのも良い事だと思います。

納骨式が終わるとある程度落ち着いてきますが、今後は行事ごとにお墓参りが必要になります。沖縄の風習に基づくお墓での行事をページでご紹介していますので、これからは行事に参加してご先祖様を大切にしていきましょう。