霊園墓地で起こる可能性の高いトラブル

トラブル

沖縄に霊園墓地が登場してまだ歴史が浅く未だ個人墓地が主流となっております。また個人墓地のような感覚で利用してしまうと、認識不足から様々なトラブルに巻き込まれかねません。個人墓地との違い、霊園墓地の良い点・悪い点をしっかり認識したうえで購入する事をお薦めします。

以下では実際に起こったトラブルの例をご紹介致します。自分自身のお墓を建てるにあたって問題なくスムーズにいくようにトラブルを事前に回避していきましょう。

ケース1「霊園墓地の永代使用権」

墓地は自分の土地(所有物)になると思っていたが、そうではなかった。

原因

このケースの場合、担当者の説明不足かもしくはお客様との認識の違いが生じたと言えます。口頭でのやり取りや双方共に「これぐらいわかるだろう」といった思い込みで話を進めた結果、こういったトラブルが起こり得ます。「使用権」と「所有権」では明らかな違いがあります。

解決方法

契約前に契約書や使用規定、その他の資料をよく読み、必要があれば念のためコピーをとり抜け目がないようにしましょう。

ケース2「管理費」

契約の際、お墓の費用はすべて支払ったのに「管理費」の請求が来る。

原因

このケースもやはり認識不足が大きな原因と言えます。契約の際にすべて支払ったと思いこんでしまい、後で請求が来たことで疑問と共に不信感をいだいてしまいます。

解決方法

多くの管理型霊園の場合、「管理費」は年間管理契約として頂く方法がほとんどです。この場合契約時に初年度分の管理費を支払うので、すべて支払ったと勘違いしてしまう方もいらっしゃいます。担当者としっかり確認し、今後かかる費用の話や管理費はいつ支払うのかなど把握しておきましょう。

ケース3「年間管理契約」

契約者が亡くなり第三者に継承したときに何らかのトラブルが生じてしまった。

原因

契約者のみ契約状況を把握しており、亡くなってしまった為契約内容が分からず放置、あるいは間違った対応をしてしまい起きたトラブルです。

解決方法

このケースも事前にトラブル回避が出来ますね。契約時には契約者のみで行うのではなく、継承者も同伴で行った方が確実です。

ケース4「解約」

訳あって解約を申し出たら一銭も戻ってこなかった。

原因

致し方ない事情で解約はまれにみられます。管理者側の経験からそういった事態にも対応しているはずです。その点では契約時、もしくは契約書に記載された「解約についての事項」の確認不足から生じたトラブルに思えます。

解決方法

特に契約前には契約書、使用規定の「解約についての事項」を確認し、もしも分からない事があれば速やかに担当者に確認しましょう。

ケース5「お墓の建立」

「いつ建ててもいい」と言われたのに突然今年中に建てるように言われてしまった。

原因

基本的にどこの霊園でも建立する期限が定められているはずです。契約時、担当者と契約者の間で認識の違いが生じてしまったことによるトラブルでしょう。

解決方法

前述でも述べたようにどの霊園でも建立期限は設定されています。契約時に口頭で「いつでも建てていいですよ」と言われていたとしても、契約書・使用規定に記載された内容がベースになります。もしも、期限に間に合わない事があればどうなるのかの確認もトラブル回避の為にしておきましょう。