【沖縄の風習シリーズ】本土とは異なる沖縄独特の、四十九日のお供え物で用意するもの

沖縄の供養のやり方は全国的なものとは異なります。

お墓やお葬式の形式などでも沖縄独特な文化が多いように、供養のやり方にもそれぞれ沖縄ならでは文化が反映されているからです。

例えばその中でも四十九日のお供え物も異なります。

「一体どのようなお供え物を準備すればいいのか分からない」という方のために、今回は沖縄での四十九日の供養とそのお供え物についてお伝えしていきます。

★沖縄の風習シリーズについてのご理解ご協力へのお願いをコラムの最後に書かせて頂いていますので読んで頂ければ幸いです。

※ふう しゅう 【風習】

その地域社会で、人々が長年に渡って伝えててきた生活や行事の独特のならわし。しきたり
風俗習慣

「ダーグ」と「ハーガー」

沖縄の四十九日をはじめとする焼香では、さまざまなお供え物がありますが、中でも特に沖縄ならではのものとして、「ダーグ」と「ハーガー」があります。

・ダーグ
団子のことです。団子粉をこねて作った白い餅で、丸い団子を7つ入ったお皿を2皿用意します。

・ハーガー
沖縄の焼き菓子です。昔ながらの形では丸い形とドーナツ型があります。これらも7つずつ盛った皿を2皿用意します。

さらにウチャトゥ(お茶)、ミジティ(水)、お酒、供え花一対をお供えします。これらは焼香客側ではなく、仏壇側へお供えします。

「フニムチ」

沖縄の四十九日には「フニムチ」というお餅もかかせません。

沖縄では初七日から四十九日まで、毎週ナンカスーコー(七日焼香)が行われますが、このフニムチが出されるのは、沖縄では四十九日のみです。

フニムチは四十九個の白いお餅を盛り付けたお皿です。
46個のダーグと同じサイズの丸いお餅と違う形のお餅3個です。

違う形のお餅は、人の頭を模しているので、頭にあたる大きな丸い形の「頭餅(チブルムチ)」を1個、細長い「足餅(ヒサムチ)」を2つ作ります。

このフニムチですが、沖縄だけの慣習ではなく、全国的にもフニムチを準備する地域があります。

重箱料理

沖縄では四十九日に限らず、焼香では重箱料理が欠かせません。

初七日(ハツナンカ)、第三・五週、四十九日ではお餅重とおかず重を2段ずつ準備します。

お餅は奇数個、おかずも奇数個の品目が習わしです。

沖縄では三枚肉の煮付けやごぼう・大根などの野菜の煮付け、白かまぼこや厚揚げなどが馴染み深いと思います。

仕出し料理屋さんなどでは「四十九日用に」と注文すると受け付けてくれます。

ムイグァーシ

お菓子の盛り合わせ「ムイグァーシ」も欠かせません。
昔から決まった沖縄の四十九日用のお菓子があり、これらも7個盛り付けて2皿準備します。

ムイグァーシは沖縄のショッピングセンターなどで注文できることが多く、前述したハーガーとセットで約5千円ほどが相場です。

焼香客へのふるまいと御膳

最後にお仏壇には御膳料理もお供えします。枕飾りに三枚肉を茹でたもの(シラベーシ)を出したりしますが、沖縄の四十九日でも精進料理が望ましいです。

基本的な御膳料理として、ご飯・汁物・酢の物・おかず皿の四品でお箸も備えて出します。

一方、現代の焼香客へふるまう料理では折詰弁当やオードブルを準備します。「スーコー用弁当」がショッピングセンターやスーパーなどで注文できます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は沖縄の四十九日に欠かせないお供え物をお伝えしました。

基本的には7つ盛ったお皿を2皿用意するのが習わしです。

昔は御膳料理などは手作りのものでしたが、現代ではスーパーや仕出し屋さんで購入することが多くなりました。

また従来の四十九日を行わない家も増えてきています。

昔ながらの四十九日を行う家々はぜひ参考にしてみてください。

★沖縄の風習シリーズについてのご理解ご協力へのお願い

※毎回書かせて頂いている「沖縄の風習シリーズ」は

みくにの会社も6年目に入り、毎日地道に稚拙なブログを書かせて頂いています。

kのグログを読んだ読者様からの御質問等から沖縄に昔からある風習等を調査してその意味等を書かせて頂いています。

その為にその地域独特の「慣習・習慣」には、現在の社会情勢・常識から乖離した習慣もあります。著者としてその習慣について擁護・批判する立場には加担する目的はありません。

予めご理解・ご協力の程宜しくお願います。