現代において、沖縄で自然葬の需要が高まってきています。その中でも海洋散骨が特に注目されてきています。
特に沖縄は海が綺麗なので全国から沖縄での海洋散骨するために集まるほどです。
そこで今回はニーズが高まってきている海洋散骨について契約前に確認しておきたいポイントをお伝えしていきます。
海洋散骨の基本的なプランと費用
まずは海洋散骨の基本的なプランと費用についてお伝えします。
①合同で行う海洋散骨プラン
一つの船を他の遺族と一緒に利用するため、船代は1家族あたり少なくて済みますが、家族のみでの葬送ができません。
費用は10万〜15万円の相場になります。
②個人で行う海洋散骨プラン
合同散骨と比べて、個人で船を貸し切って葬送することができますが、その分費用は高くなります。
費用自体は合同散骨の約2倍ほどの20万円が相場です。
③業者が散骨する代行プラン
遺族はその場に行かず、業者が代わりに散骨するプランです。
費用はだいたい10万円以下が相場になります。
以上が基本的なプランと費用ですが、「金額が安ければ良い」という考え方は危険です。
安さだけで選んでしまって、必要な内容が含まれてなかったなんてこともあるからです。
供養はあるのか?
では海洋散骨後に供養はあるのかについてです。
これらの供養をしてもらえるかは業者によってさまざまなプランがあります。
①記念のプレートがもらえる
海洋散骨後に「散骨証明書」の発行や、名前が入ったプレートを提供してもらえるプランです。
②数年後に散骨場所まで訪れる
散骨後、家族が望めば何年経っても散骨場所まで船で行くことができるプランです。
③墓碑に名前を彫刻する
散骨した故人の名前が墓碑に彫ることができるので、その前でお墓参りや手を合わせることができます。
このような供養のサービスがあります。
②は訪れるたびに追加料金がかかることがほとんどです。
海洋散骨でのマナー
本来は墓地以外の区域での「埋葬」は禁じられていました。
しかし、現代の自然葬の広まりにより、散骨が認められるようになりました。
ただし、埋葬の法律上では「節度を持って」の一言が添えられています。
①人目に触れにくい沖合などで散骨すること
②一緒に流すものは自然に帰るものにする。
③必ず粉骨(2mm以下)して散骨すること。
④個人所有の領地では許可が必要。
このようなマナーは当然ありますが、業者に行ってもらえばきちんとマナーを守った散骨を行うことができます。
海洋散骨での業者との打ち合わせのポイント
まず、散骨も立派な儀式ですから、丁寧な対応をしてもらえる業者を選ぶことが大事です。
業者との打ち合わせのポイントとしては、
・散骨後にお墓の代わりになるものがあるかどうか。
・業者の窓口や母体はしっかりしているか。
・地元に精通した業者なのかどうか。
・遺骨の分骨は可能か。
このような点を基準に業者を選んだり、打ち合わせの際に確認してください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は沖縄で海洋散骨を行う際のポイントについてお伝えしました。
プランは基本的に3パターンあり、それぞれプラン内容や費用の相場も違います。
また、海洋散骨で散骨できるものは自然に帰るものでなくてはいけません。
これらのマナーもきちんと守った上で、海洋散骨も検討してみてはいかがでしょうか?