『納骨式の案内が来たけれど、どうすればいいのかわからない。』
というようなことを思ったことはありますか?
お通夜や葬式とは違いなかなか参列する機会の少ない納骨式ですから、どのような服装が正しいのか、何を準備していくべきなのかを知らないことが多いと思います。
納骨式は故人とごく近しかった方々を呼ぶものなので参列する人数も少なくなりがちです。
だからこそ気を引き締めて作法を守りたいところです。
そこで今回は、もし納骨式に参列することになった場合に準備しておきたいことやマナーについてお伝えしていきます。
お香典は必要
結論から言えば、納骨式に参列する場合にはお香典を用意しましょう。
このとき、お通夜や葬儀で「御霊前」であった場合でも、四十九日行こうであれば、「ご仏前」になるので注意してください。
加えて、四十九日までは薄墨で書いた表書きですが、四十九日以降は「黒墨」で書いた表書きでお香典を準備しましょう。
金額ですが、納骨式などの法事関係のお香典であれば、5千円〜1万円が一般的です。
しかし、納骨式後の会食が高級なものだとわかっている場合にはその分プラスしてお香典を包むのが良いでしょう。
納骨式での服装
一番気になるのが納骨式に参列する服装ではないでしょうか?
基本的に三回忌など、時間が経った頃の法事では平服での参列が多く、納骨式は「平服か喪服どちらが適切なのだろう」と迷う方が多いのではないでしょうか。
三回忌や七回忌などは亡くなってから時間が経っているので平服での参列の案内があるのですが、納骨式の場合には四十九日や一周忌を目安にするなど、それほど日にちが経っていません。
そのため、特別な案内がなければ基本的には喪服で参列するようにしましょう。
ただし、納骨式の案内に平服の案内があるのであれば、その通り平服で参列しましょう。
平服がないからといって喪服で参列すると、遺族が平服にも関わらず自分が喪服になってしまって、納骨式の間中恥ずかしい思いをすることになりかねません。
納骨式当日
納骨式当日ですが、施主や遺族の方々は基本的に30分前には到着し、お墓の掃除などの準備をしていることが多いです。
そのため納骨式には少なくとも15分前に到着しているほうがより丁寧かもしれません。
もし供花やお供え物をお香典と一緒に持参するのであれば早めの準備をしておきましょう。
お花に関しては、納骨式が午前中に執り行われる場合、納骨式前にお花屋さんがまだ開いていないということが多いです。そのため、前日など事前に順位しておきましょう。
また、近年では当日にコンビニでもある程度揃えられますが、数珠やお香典を入れる袱紗、黒靴下やストッキングなどを前日までに準備しておくと当日になって慌てずに済みます。
新しいお墓での納骨式の場合
もしも、もともとあるお墓への納骨ではな、新しく建てたお墓への納骨の場合にはお香典とは別に「建碑祝い」も準備することが多いです。
ただしこの建碑祝いは、納骨する家の親族であるなど、お墓の建築費用を負担する必要がある場合、お祝いとして準備するものでもあります。
お金を出し合う意味合いがある場合には、1万円~3万円前後が相場なのですが、知人や友人が参列しているのであれば、お香典のみのことも多いです。
建碑祝いは地域の風習によって異なるので、事前に施主に確認するのがいいかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は納骨式に参列する場合の服装やマナーについてお伝えしてきました。
服装は故人が亡くなってからどれくらい時間が経っているのかによって喪服か平服か決まりますが、納骨式の案内に平服とあるのであればその通り平服で参列しましょう。
ひとくちに平服といっても普段着のカジュアルな服装ではありません。
スーツならグレーや濃紺のダーク系の服装などきちんとしたフォーマルな平服でなければなりません。
納骨式はお通夜や葬儀をは違いますし、墓前であるため野外での儀式でもあり、ついつい気を抜いてしまいがちです。
だからこそ身なりには注意して前日までには準備しておきたいところです。
あまり馴染みのない納骨式ですが、ぜひ参考にしてみてください。