よくある仏壇に関してのQ&A『仏壇の費用は?』『購入後の儀式は?』など

いざ仏壇を購入しようとなっても、どのような種類の仏壇を選んでどのようにして購入すれば良いかわかりませんよね。

仏壇を購入する際は自分の宗旨宗派も関係してきますし、購入する際のルールやしきたりがわからず不安になることも多々あると思います。

今では宗旨宗派にこだわらず自由に選ぶことが多くなってきましたが、やはり昔ながらのしきたりに倣ってきちんとした仏壇を選びたいものです。

そこで今回は仏壇を購入する際に多い質問とそれに対する回答をお伝えしていきます。

どんな仏壇を選べぶべきか

従来の沖縄であれば大きな沖縄仏壇を購入し、家の中央に配置したりするのが習わしです。

全国的に、浄土宗は唐木仏壇、御本尊は阿弥陀如来となり、壁掛けは右に弘法大師で、左に法然上人となるなど、それぞれの宗旨宗派によって適切な御本尊や脇掛があります。

また、天台宗や真言宗などでもそれぞれ宗旨宗派が違うため、菩提寺に聞くのが一番ですが、現代では民間霊園も多くなってきているため、宗旨宗派にこだわらない家も多いです。

もし宗旨宗派にこだわらない場合には御本尊はなくても構いません。

無宗教の手元供養の例では、仏壇は個人の遺影と「三具足(花瓶・香炉・燭台)」を置くだけのものもあります。

仏壇を購入した後の儀式は?

仏壇を購入したならば、そのあとは仏壇に魂を入れる儀式があります。

お墓の開眼供養と同じで、「魂入れ」「開眼供養」「開眼法要」などの儀式があります。

この儀式は基本的にお坊さんにお願いして行うのが通例ですが、沖縄の場合にはユタや独自の御願で開眼供養を行う家もあります。

もしお坊さんなどに読経供養をお願いする場合には「開扉供養御礼」または「開扉供養御礼」として3万円〜5万円ほどを目安にお渡しすることになります。

この入魂料は地域によって変わるので詳しくはお寺になんとなく聞いてみるといいでしょう。

この「開扉供養御礼」をお渡しする時に使う封筒ですが、仏壇自体がおめでたいことなので、紅白の水引きが掛かった封筒を使うのが一般的です。

いつ仏壇を購入すれば良いのか

では仏壇の購入時期はいつなのか気になりますよね。

これは正式な位牌を仕立てる目安が四十九日であるため、仏壇も理想として四十九日までに購入するのが理想的です。
しかし、近年ではしきたりも緩くなってきているので、必ずこれに合わせて購入しなければいけないわけではありません。

そう考えると仏壇の購入時期としては、家に迎え入れたい時期に購入するのが一番です。

ただし気をつけていただきたいのが、四十九日までは忌中ですので忌明けの四十九日までは仏壇を家に迎え入れたとしても扉を開けないのが習わしです。

これは新しい仏壇を購入した時だけでなく、もとから仏壇がある家でも忌中の間は仏壇の扉を閉めておくのが一般的です。

実際に仏壇購入の費用は?

では実際に仏壇を購入する際はいくらくらい費用がかかるのでしょうか。

実は仏壇は価格帯がとても広く、お墓と違って価格が明示されています。

もちろん色々な種類の仏壇があり、煌びやかな金の仏壇や落ち着いた重厚感のある唐木仏壇、沖縄仏壇、近頃はモダン仏壇や上置き仏壇まであります。
そのため価格帯がとても広く設定されているのです。

価格の目安として

・唐木仏壇
50万〜100万が目安。彫刻などの細工や木材の品質で金額が決まる。

・モダン仏壇、上置き仏壇
10万〜50万のものが多くあります。

・金仏壇
相場としてもっとも高く、100万〜150万が目安です。

・沖縄仏壇
タンス調の簡易沖縄仏壇で10万のものもありますが、大きなものだと50万〜130万ほどの仏壇が多いです。

ここに記載していない価格帯で600万〜の高級仏壇もあり、反対に20万円台の仏壇もあります。

仏壇の置き方は?

最後に仏壇の置き方です。
方角など置き方にルールがあるのか気になりますよね。

基本的に仏壇は南の方角を向けるか、東の方角に向けて置くのが良いとされています。

沖縄仏壇は基本的には家の中央に設置します。

昔ながらの沖縄の家では仏壇のスペースがもとからあったため、そこに設置していましたが、近年では押入れを改造して仏壇を入れることが多いため、必ずしも家の中央にある家ばかりではありません。

これらは基本的な置き方であって、ルールが緩くなっている現代ではこれらに沿って置かなければならないということはほとんどありません。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は仏壇を購入する際によくある疑問についてお答えしました。

基本的に昔ながらの風習をもとにお伝えしてきましたが、今ではすっかり変わってきていて、必ずしもこのようにしないといけないわけではありません。

仏壇の種類も現代に合わせて様々になってきています。
中にはとても小さくてA4サイズの仏壇もあり、これらは数万円から購入できてしまいます。

この記事を参考にしていただいてしっかり吟味した上で仏壇の購入をしてみてはいかがでしょうか?

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