【内地と何が違う?】沖縄のお葬式でのマナーや香典について

内地とは違った沖縄古来のお葬式。

そんな沖縄のお葬式に参列できないけどどうしたらいいかわからない。どうすれば失礼にあたらないのか、迷惑にならないのか、いろいろ考えてしまいますよね。

以前は葬式に参列できなくても、ナンカスーコー(周忌焼香)に参列する方が多くいました。

しかし近年では、お葬式に初七日やナンカスーコーを含めて簡素化して、四十九日焼香のみを執り行うことも多く、都心部に至ってはスーコー(焼香)も、限られた一部の身内のみで行うことが多くなっています。

さらに近頃は小規模なお葬式を行うことも増えたため、参列できないとなると目立ってしまうのではないかと心配して、どのように弔意を表せば良いのか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか?

今回は沖縄のお葬式に参列できない場合に、どのように欠席の旨を伝えるのか、参列できなくても弔意をどのように表せば良いのか、などの多くあがってくる疑問にお答えしていこうと思います。

昨今、沖縄でもお葬式の参列マナーが変わりつつあるため、多種多様な見解がありますが、参考にしてみてください。

出席できなくてもできること

やむを得ず参列できないときにもできることはあります。それが「弔電」です。

今ではお葬式の中で弔電を朗読する時間が設けられているプランがほとんどですので、弔電を送ることでしっかりと遺族に弔意が伝わります。

弔電の送り方としてはNTT(115)やネットから送る方法がありますが、現代ではネット(D-MAIL)が一般的です。

どんな文面にしたらよいかわからないときは参考文面が掲載されていたり、115だと教えてくれたりします。また基本的に19時までであれば当日届けてくれるのでとても助かります。

遺族に直接の欠席連絡はNG

参列できない理由として多いのが、遠方に出張中であったり、遠方に住んでいたりしてすぐに向かうことができないことではないでしょうか。

そんなときに参列できない旨の連絡を遺族に直接連絡する方もいるかと思います。
ましてやそれが遺族と近しい関係性ならなおさらです。

しかし、遺族はお葬式前はとても忙しい時期ですので、直接遺族に連絡することはあまり望ましいことではありません。
そういう場合は、お葬式に参列予定の知人や友人に参列できない旨を伝えてもらうのがベストです。

参列できないときにとる選択肢としては下の2つが多いでしょう。

①共通の知人にお香典を渡す(立て替えてもらう)
②弔電を送って、後日自宅に弔問に訪れる

沖縄では共通の仲間同士で連絡しあって参列することが多いので、①のパターンが多いと思います。

お香典を立て替えてもらったら

実は沖縄ではお葬式に参列せずにグループ内で代表者にお香典を託すことがあります。

ただし遠方にいる場合やインフルエンザなどで直接お香典を託すのが難しい場合は、立て替えてもらってもいいでしょう。もちろん知人とはいえ、お金の貸し借りになりますので感謝やマナーが必要です。

さらに立て替えてもらったお金を返す場合には、少し多めに返すのがマナーです。
なぜなら、お香典を託された方は不祝儀袋などを用意してくれているので、その分も上乗せして返すことが正しいです。

人によってはこの上乗せ分を遠慮してしまうことのあるでしょう。そんなときは立て替えてもらった分の金額をお返しして、気持ち分の商品券やプリペイドカードなどを渡すとよいでしょう。

またお香典を託された方も参列できない方の使者としての役割を果たすことになりますから、その方を「使っている」ということになります。そのため上司や目上の人にお願いすることはやめましょう。

TPOもあるので絶対にダメとはいいませんが、失礼な行為であることは心得ておきましょう。

出席できない場合は葬儀後が大事

このように弔電を送ることで弔意を表すことができますが、より丁寧な弔意を表すには葬儀後が大切になってきます。

弔電を送った後にでも、お香典を持って後日自宅に弔問に訪れるのが一般的なマナーです。

弔電を送り、後日弔問に伺えるのであれば問題はありませんが、自宅への弔問も訪れることができず、知人にお香典を託すこともできないときには、お香典を郵送しましょう。

お香典は郵送もできる

お香典は郵送することもできます。
本来であれば自宅に弔問することがベストですが、どうしても出向くことができない時もあります。
そんなときはお香典を郵送しても問題はありません。

郵送する際は不祝儀袋に包み、お悔やみのお手紙を添えて送ってください。
もちろんお金を郵送するので現金書留で送るのがマナーです。また、故人と深い仲だったとしても尊称を使いましょう。

まとめ

今回はお葬式に参列できないときにどうすればいいかの疑問と、一般的なマナーについてお伝えしました。

遠方にいて参列できないときは、弔電やお香典の郵送で対応してください。

それでも沖縄を訪れた時には訃報からどれだけ時間が経っていても自宅に弔問に訪れてみてはいかがでしょうか。

内地にいるとなかなか沖縄のお葬式に参列することは難しいですが、それでも弔意を表す方法はいろいろありますのでぜひ参考にしてみてください。

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