高齢者の熱中症遺対策・シリーズ
~水分補給の目安は アプリでエアコン温度管理も~
東京都内では、6月から連日猛暑日を観測する厳しい暑さとなっています。
熱中症の疑いで病院に運ばれる人も出ていて、特に高齢者は、若い人たちよりも熱中症に注意が必要です。
熱中症対策のほか、離れて暮らしていても室内の温度を管理することができるアプリなど、高齢者が身を守るためのポイントをまとめました。
熱中症 高齢者は特に注意 訪問で対策呼びかけ
高齢者は若い人たちに比べて、体内の水分の量が少ない上、暑さやのどの渇きへの感覚が鈍くなり、暑さに対する体の調節機能も低下するため、特に熱中症への注意が必要です。
〇高齢者は特に熱中症に注意
・体内の水分量が少ない
・暑さや乾きへの感覚が鈍る
・暑さへの体の調節機能が低下
東京・豊島区では、民生委員らが豊島区内で、1人で暮らす75歳以上の高齢者、あわせておよそ6300世帯をことし8月末にかけて、訪ねて回ります。
民生委員は、熱中症対策が書かれたパンフレットや、タオルを配りながら、適切にエアコンを使うことなど、熱中症対策を呼びかけていました。
高齢者の熱中症対策 水分補給や冷房は
豊島区の保健師の岡崎真美さんは、高齢者の熱中症対策として、
①⇒のどが乾いていなくても1時間ごとにコップ1杯、1日あたり1.2リットルを目安にこまめに水分を補給するとともに、大量に汗をかいた時は塩分も忘れずにとることが大切だとしています。
②⇒また、エアコンの風を直接体に当てないようにしたり、風向きを調整したり、室温を下げすぎないようにしたりして適切に使う必要があります。
③⇒すだれやカーテンを活用し直射日光を遮ったり、長時間、風が体に直接あたらないように注意しながら扇風機を併用して空気を循環させることも重要だとしています。
エアコンの温度管理 離れていても可能
高齢者の熱中症を防ぐ対策に、メーカーも力を入れています。
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このうち、大手電機メーカーのエアコンは、インターネットに接続した上でスマートフォンの専用アプリを使うと、外出先などから運転スイッチを操作できるほか、エアコンの使用履歴を見ることができます。
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また、エアコンに搭載されたセンサーで計測した部屋の温度や湿度、それに部屋に人がいるかどうか推定できるデータもスマートフォンで確認できるということです。
さらに、このエアコンを設置した部屋の室温が31度以上になると、専用アプリで通知を受け取れるようにすることもできます。
メーカーは、こうした機能を使うことで、離れて暮らす高齢者など、家族の見守りにも活用できるとしています。
〇離れている家族を見守る
暑い日に離れて暮らす家族がエアコンを使わないのが心配だという声などがあり、専用アプリの機能を開発しました。
親がエアコンをしっかり使っていることを確認できて安心だという声が届いています。
〇省エネとなる使い方は
電気代かかるということで風量を抑えると、むだに電気がかかってしまいます。設定温度になると、ちょうどいい風の強さにコントロールできるので自動モードがよいと思います。省エネになる使い方でエアコン使っていただきたいです。
NHK・おうちで学ぼうfor schoolより転用しました。
2022年6月28日版首都圏ナビ
次回は、高齢者の熱中症の応急処置についてお知らせします。
終活に関する記事はこちらをご覧ください。
これからもあなたの終活について一緒に考えていきたいと思います。!