高齢ペットにも終活問題 “予期せぬ時”に備える保険、葬儀、お墓、骨壷
ペットフード協会の全国犬猫飼育実態調査(2021年)によると、
犬の平均寿命は14.65歳、猫は15.66歳。平均寿命は犬猫ともに2010年以来、最長を記録している。
そして、ペットも人間同様、加齢に伴い、様々な病気のリスクが高まる。
当然、ですが医療費は、切っても切れない問題だ。
そうした時への備えとして「ペット保険」がある。マネーステップオフィス代表でファイナンシャルプランナーの加藤梨里さんが話す。
「医療費を補償するペット保険は、保険会社によって新規に加入できる年齢はまちまちです。8~10歳を上限とする保険が多いのが現状です。
アニコム損害保険の『どうぶつ健保しにあ』は8歳以上のシニア期の犬・猫に特化し、加入年齢に上限がありません。
保険料は補償内容、補償割合、限度額などによって異なり、かかった医療費の50%、70%を保険金として受け取るプランが標準的です。
補償割合が⇒90%、100%の保険もあります。
補償範囲が入院・手術だけか、通院も含めるのかも保険プランによって異なるので注意してください。
2022年6月から、販売される犬・猫のマイクロチップ装着が義務化されます。
マイクロチップを装着している犬・猫を対象に『マイクロチップ割引』を適用する保険会社もあります」
愛するペットが亡くなったら
愛するペットが亡くなった際の悲しみは、計り知れないものがあるだろう。
生前の姿を偲んだり、安らかに眠らせてあげるために、どんなことができるのか。ペットの終活の一環として、登場しているサービスの一部を紹介しよう。
・土に還るペット用骨壺(ネクアス)
補償割合が90%、100%の保険もあります。
補償範囲が入院・手術だけか、通院も含めるのかも保険プランによって異なるので注意してください。
6月から、販売される犬・猫のマイクロチップ装着が義務化されますが、
マイクロチップを装着している⇒犬・猫を対象に『マイクロチップ割引』を適用する保険会社もあります」
受託者や新たな引受先は委託者である飼い主が原則見つける。
どうしても引受先が見つからなければ、協会が見学に行ったことがある施設を紹介する場合もある。
本部は福岡だが、各地に会員がいるので東京など他の地域からの相談にも対応できるという
「はなおり」(7700円)は白基調のスタリッシュな形でインテリアにもマッチのデザインです。
コットンと酢でできた骨壺は、気持ちの整理がついた後で樹木葬を行なうと土の中で分解される。
・ペット葬(日比谷花壇)
スタッフが自宅に花を届け、装飾・納棺する「花祭壇」プランは3万3000円~。写真は「花祭壇 オレンジパーク」(13万2000円)。
【※写真の額は含まれない。オプションで火葬、送迎を用意】
・ペット供養墓(寶珠山 東福院)
1575年創建の歴史ある真言宗の寺院が犬・猫専用の供養墓も用意。
骨壺で納める個別墓(初回3年分使用料1体目4万9500円~)などがある。
取材・文/上田千春
※週刊ポスト2022年5月20日号記事より転用させて頂いています。
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これからもあなたの人生の終活を
一緒に考えていきたいと思います。!