テーマ・沖縄で無縁墓・墓じまい・永代供養が抑制の改善方法?
お墓を持上記では、代々守ってきたお墓が変化していく様子を記載させて頂きましたが、最近では、お墓自体の墓じまいをし、あえてお墓を持たない選択を選ぶ方増えています。
持たたない選択とは、市営や県営、もしくはお寺にお骨を預け永代供養してもらうかたちがほとんどです。
目次
お墓を持たない選択
最近ではお墓の業者がそれらを請け負う事もあります。
永大供養とは言っても、預けっぱなしではなく、自分のスタイルに合わせたお参りが可能なので需要が増えつつあります。
例えばお盆の時期を早めたり、遅らせてお参りしたり、帰省の際にお参りするなど時間の面で都合がつけやすくなっています。
個人の時間に合わせてお参りが出来る利便性が良いといったメリットがあります。
管理に関しては依頼する業者や機関が違いますが、予算に応じたプランが複数用意されているところがほとんどです。
自分のスタイルに合わせられることもあり、お墓を持たない選択をする方が近年増えているのです。
墓じまいで起こり得る問題や手続きについて
墓じまいは今まで守り続けてきたお墓に区切りをつけ、丁重に儀式を行い閉めていくものです。
これまで守り続けてきた大切なお墓だからこそ慎重に決断せねばなりません。
以下では墓じまいに関して予想できる問題についてお話ししていきます。
親族間の揉め事
墓じまいのご相談で最も多い問題の一つとしてこの「親族間の揉め事」があげられます。
そもそもお墓を守る上では親族間の協力は不可欠です。
大きなお墓になればなるほど、負担もそれなりになるので、負担を分散していく意味で親族間の協力なくしては維持が難しくなってしまいます。
しかし、親族同士でその負担を抱えきれなくなってきた時にいよいよ、墓じまいという選択肢も出てきます。
今まで親族一同守ってきたお墓なのでそれなりの思い入れが一人一人にあることでしょう。
やむを得ず墓じまいという選択をする際は、あらかじめ親族同士での話合いをしっかりしたうえで決断する事が重要です。
この場合、後々の混乱を避けるために議事録の作成や、意見の相違がないかの確認書類など取っておくと良いでしょう。
後ろ向きな気持ちで話合いに望まれる親族の方もいる事でしょう。
皆がきちんと納得したうえで事を進めていくことが円満解決につながります。
墓じまいを委託した業者でのやり取り
近年、需要の分だけ墓じまいを受ける業者が増えています。
そこにニーズがあるかぎり当然の事です。
ただ、そこに比例してトラブルも増えています。
墓じまいを請け負っている業者が寺院などと提携している場合では、墓石の撤去などにかかる料金が明朗でないケースがあり、後々になって高額な請求をされたケースが実際に発生しています。
依頼者は、「いつ」「どの作業に」「どのくらいの費用がかかったのか」など明確な情報を把握しておかなければなりません。
実際に墓じまい前と後の写真をデータに残しておくのも有効な手段です。
データに少しでも気になる点が見つかった時、セカンドオピニオンのようなかたちで第三者に見てもらう時に力を発揮します。
墓じまいはお寺さんとの良好な関係を築くのも大切
墓じまいは正しい手順を得て行うものであり、誰でも勝手に行えるものではありません。
もしもあなたのお墓が檀家になっている場合は、より確実に手順を踏まえたうえで慎重に墓じまいをする必要があります。
寺院にとって重要な役割(収入源)を持つ檀家さんは大切にしたいものでもあります。
墓じまいというのはそのお世話になっているお寺とも離別する事をあらわします。
長い期間お世話になっておいて無作法に墓じまいをされてしまうと、いくら檀家さんとは言え良い気持ちはしません。
モラルをもって適切な対処と長い期間預かって頂けた事への感謝を忘れずに取り組みましょう。
墓じまいをする際には、墓の管理者やお寺さんに許可をとる必要があります。
墓じまいの意思を伝え、「埋葬(埋蔵)許可書」を作成してもらいます。
その際に墓じまいに必要な儀式の日程なども決めて頂きます。
(閉眼供養など)多くのお寺さんの場合「離檀料」と言われるお布施が必要な場合があるので覚えておきましょう。
この「離檀料」は明確な金額が決まっている訳ではありません。
その為、提示された金額が思っていたよりも高く困ってしまう方も多く居ます。そのお寺さんとの付き合いが長ければ長いほど高額になっていくこともあります。
墓じまいを滞りなくスムーズに行うには、お寺さんとの良好な関係を築いておくことが大切だと言えるのです。
上記では実際にあった事例を参考に纏めました。墓じまいや改葬には行政的な手続きのほかにも様々な段階や手順を踏んでいかなくてはなりません。
みくにで、墓じまいのお手伝いを行っています。詳しくは、沖縄の墓じまいサービス-墓石の解体・行政手続きの代行-のページをご確認ください。
改葬・墓じまいで起こり得る問題
上記で改葬や墓じまいが近年増えている理由をご説明しました。
ここでは、改葬するにあたって起こり得る問題についてお話しします。
改葬とは、老朽化したお墓を建て替える、もしくは新しく建設したお墓に前のお墓からお骨を取り出し引っ越しを行う行為です。
供養をしてもらい、お引っ越しを行います。
多くはお墓業者さんに依頼する、檀家さんはごひいきのお寺さんにお願いする事でしょう。
老朽化したお墓に注意!
お墓にも寿命があります。現在沖縄のお墓で主流となっている「コンクリート墓」で約20~30年ほどで劣化が目に見えて現れます。
その他の天然石を使用しているお墓でも約40~50年ほどなのでいくら定期的なメンテナンス(修繕)を施しても限界があります。
この点は住居と似ていますね。
住居用の家にメンテナンス(修繕)や建て替えがあるようにお墓にもこれらが必要になってきます。
老朽化が進んでしまったお墓は亀裂や隙間が生じたり、中の鉄筋が錆びてダメになってしまったり、最悪の場合だと倒壊してしまう恐れもあり危険な状態になります。
墓地の環境整備に注意!ハブに遭遇することも…
老朽化を理由に改葬する場合気を付けて頂きたいのは、お墓の環境です。
お墓というのは常に人がいるわけではないので、シダが生い茂っていたり雑草が生え放題だったりします。
その環境だとあらゆる生き物が自然と生息します。
危険なのが程よい湿気を好むハブなどの出現です。
墓石の老朽化が原因で起きてしまった亀裂や隙間からハブが侵入し、お墓の中に生息している事もあります。
滅多に人が来ない上に程よい湿気や気温がハブが生息していくのに適した環境になってしまいます。
墓を開ける際にはこれらの野生生物にも十分な注意が必要です。
お墓業者とは入念な打ち合わせをしましょう!
信頼できる業者としっかりした打ち合わせを行うことで予想されるトラブルを未然に防ぐ対策ができます。
改葬に際して無理のない施工スケジュールや完成後のアフターフォローなど気になる点はすぐに問い合わせして確認しながら進めていきましょう。
悲しい事ですが、「言った言わない」の水掛け論では業者側もお客様側も冷静でいられなくなります。
段階を追って丁寧に話合い、納得の上で契約、施工、完成まで行きつく事が大切です。
思い入れがあるお墓との付き合い方
今回「墓じまいと引越し(改葬・移転)」についてお話ししましたが、自分の身に起きていないと実感し難い問題でもあります。
しかし、現代における核家族化問題が進行していくと避けられなくなる問題です。
思い入れのあるお墓であればあるほど、どうしても気持ちの整理がつけにくくなってしまいます。
だからこそ家族の一人一人がこの問題を受け止めじっくり考え、決断する事が英断になるのかもしれませんね。
墓じまいのご相談承ります
お墓を生業とする私ども「みくに」では改装や墓じまいについてのご相談も承っております。何かご不明な点があればお気軽にご相談ください。
ご家族の大切な思いと大きな決断のお手伝いをさせて頂ければ幸いに思います。