テーマ・個人墓地と霊園墓地の長所・短所についてパート①
「お墓を建てよう」という段階になった時にまずはどこに、
どういうタイプのお墓を、予算をいくらで建てるのかが
気になるところでしょう。
墓地は大きく分けて二つの形態があります。
パート①
一つは「個人墓地」です。
沖縄では昔からの習わしで「お墓を建てる」という時は各個人が自分のお墓を建てる事ととらえている方がほとんどです。
質問①⇒個人墓地を建てる主なスケジュールを教えて下さい。
答え
↓↓↓
①土地を購入する。
②お墓業者に依頼する。→施工・建築
③個人で管理し、次の代へ継承する。
簡潔に以上3つの工程があります。
沖縄では約20年程前に「管理型の霊園」が登場しました。
しかし年月が浅い為、霊園自体の存在が十分に知られていないのが現状です。
お墓を建てる際に、「霊園型の墓地」も見学してみるのも良いでしょう。
どちらにも長所と短所があります。
そこを見極めたうえで判断するのも一つの策です。
質問②⇒個人墓地が選ばれる理由(長所)
答え
↓↓↓
①土地名義が自分のものなので「土地財産」として時代に継承できる。
②立地にもよりますが、広い敷地に自分好みのお墓がある程度予算での建てられる。
③他所のお墓との境界がある程度広くとれる。
④土地の下調べをしていれば自宅から近いところにお墓を建てられる。
質問③⇒個人墓地の難点は何ですか(短所)
①墓地周辺の管理(草刈り、庭の補修、墓の修理など)
はご家族で行わなければならない。
②墓参りに使用する掃除道具や水などの準備は自分たちで行う。
③立地にもよりますが通常基本的にトイレはありません。
④駐車場を併設してある墓地もありますが基本、駐車場の確保が難しい。
⑤お墓を継ぐ人が居なければ荒れてしまい無縁墓の状態になる可能性がある。
★今回の学びのまとめ
個人墓地は自己管理でメンテナンスが必要
以上の事から、「個人墓地」では自己管理になるので、いかにメンテナンスをしっかり行うかが重要になります。(修繕、修理、墓掃除など)
また「個人墓地の場合」、土地を購入し名義の登記をしなければなりません
その際に登記トラブルには十分気を付けましょう。
そして「個人墓」を建てる場合には、その場所が墓を建てるにあたり許認可が必要かどうかがポイントです。
必ず市長村や管轄の保健所に相談してください。
墓地が県の基準に適合しているかどうか、市町村長や周辺の住民の了解を得られているかを確認する必要があります。
また、複数のお墓を設置する場合は公益法人に管理してもらい、
許可を受ける方法があります。
お墓を建てるにはそれが自分の庭であっても都道府県知事の許可と
近隣住民、周辺の生活環境に配慮する必要があります。
以上の事を頭に入れましょう。
お墓も家を建てるのと同様に一生に一度の大きな買い物です。
しっかりと情報収集をし自分の納得する判断をしましょう。