沖縄のお墓事情から分かる墓地の問題

沖縄の風習に基づくお墓での行事

県外、特に首都圏は人口に対して墓地が不足しており、また後継者がいないなどの問題も深刻です。極端な例はテレビなどに取り上げられ多くの皆さんが周知の状況だと思いますが、一方沖縄県内のお墓事情を知っている方はごく少数に限られてくるでしょう。お墓を建てる際には知識として少しでも学んでおくことをお勧めします。

まず、戦前と現代では家族の形態が大きく変わっています。以前は祖父母、父母、子どもといった三世帯同居が多く見られました。その為お墓は「門中墓」が一般的でしたが、現代までに核家族化が急激に進み、「家族墓」へと移行していきました。

核家族化が進むという事は同時に「無縁墓」の増加にも繋がる

清明祭を行わない地域を除いて、清明祭のシーズンが終えても雑草が生え荒れている印象のお墓を目にしたことはありますか?そのお墓は、ほぼ「無縁墓」と呼ばれるお墓です。

この「無縁墓」の背景には単身世帯の高齢者の増加が大きくかかわっているとされています。近年高齢者の単身世帯の様々な問題は深刻さを増しており、それがお墓事情とも深く繋がっていると言えます。

土地利用と墓地不足の問題

墓地不足
県外のお墓事情と同様に県内でも都心部では墓地不足が深刻です。

しかし那覇市、浦添市、宜野湾市などの都心部以外ではまだまだ余裕があるようで、都心以外でしたらまだ墓地確保の可能性があります。そんな状況の背景には沖縄県内の人口増加が大きく関わってきます。

近年沖縄県全体で人口が増加傾向にあります

出生率の高い県でもあり、県外からの移住者も多いです。
今後も必然的に宅地の面積が増えていくでしょう。

その点から人口に対して墓地の面積が少なくなっているのも頷けます。海に囲まれた小さな島、限られた土地の中で墓地を確保するのは難しい状況です。

現代の環境では土地の確保の難しさから、昔ながらの大きなお墓を建てるとなるとかなり無理があります。今後それぞれのお墓をコンパクトな造りにしていかなくてはならず、それが大きな課題となっていくでしょう。

みくにでは、お墓の建立場所に「読谷村高志保」「うるま市田場、兼箇段」「宜野湾市嘉数」「南風原町新川」「那覇市識名」と複数の場所をご用意しております。

希望に沿う場所に建立出来るように務めていますのでお墓に関してのご相談なら沖縄のお墓に関することならみくにへ問い合わせください。